子どもが成長するとき

  • 2017.12.27 Wednesday
  • 11:51

先日、浜松西部地区の吹奏楽アンサンブルコンテストが行われ、

私のリトミックの生徒であり、以前から知っている友人のお子さんである

中学1年生女子がエントリーした。

 

12月に入ってすぐ学内選抜というのがあるようで、全員が出られるわけではなさそうだった。

その学内選抜前にリズムが難しいので曲を見て欲しいと言われ、レッスンにきていたのである。

 

彼女は打楽器で、楽譜を見せてもらうと変拍子のオンパレード!

しかも裏打ちのリズムの箇所も多く、シンコペーションやら、ヘミオラ、アンイコールビートなどなど

リトミックでベテランクラスのレッスンができそうな難曲だった。

 

学校にはその難曲を指導できる先生もおらず、

音源だけでほぼ自分で譜読みしてきたのである。

 

それだけでもすごいのだが、なんとその学内選抜に合格し

アンサンブルコンテストの地区大会にエントリーが決まったのである。

学内選考はヤマハの吹奏楽関係者に審査してもらったようで、

打楽器が一番良かったとの評価を得たそうである。

 

先輩に混じって、中1で。

決まったときはきっとすごく嬉しかったろうけれど、

プレッシャーも凄かったろうなぁ、と思う。

しかもコンテストまで1ヶ月なくて、1曲は短いが3曲もある。

 

そしていよいよコンテスト当日。

私も聴きに。


各学校、舞台に楽器を素早く並べ演奏が始まっていく。

いろんな学校が演奏する中、彼女たちは午前最後の出番。

 

打楽器のアンサンブルコンテストはいろんな楽器を一人でたくさん演奏するようだ。

 

他の楽器のアンサンブルは見る機会もあったが、

打楽器のアンサンブルを初めて見た私の方がとても緊張してきた。

 

曲中でバチを持ち替え移動して別の楽器を演奏したり、

2つの楽器をいっぺんに演奏したりそれは忙しそうである。

 

いよいよ彼女たちの学校の出番がきて、演奏が始まる。

 

彼女は体も小さくて、制服を着ていないと小学校4年生くらいに見える。

その子があっちこっち移動して、

バチを持ち替え、左右別の楽器を鳴らしながら先輩たちに混じって立派に演奏している。

 

途中、テーマに戻る部分のところでハプニングがあった。

前の楽器から急いで戻ったメロディー担当の楽器のところで、

演奏箇所を見失った。

メロディーが消えてしまったのである。

 

こちらから見ていると、おそらく光の加減で楽器が反射して、

見えにくく、出だしの位置判断ができなかったように見えた。

 

1曲め終盤だった。

 

彼女は、とても冷静だった。気持ちを取り戻して、メロディーの途中から入り、

そのまま2曲め、3曲めともにきちんと最後まで演奏した。

 

彼女は次女で、長女も教えている私にとって、

下の子だからいつまでも小さい子というイメージがある。

ましてや、ご両親のことを彼女らが生まれる以前から知っているので、

もはや姪くらいの感覚である。

 

その子が今回の舞台で、とてもとても大きく見えた。

ミスしても、動揺せず(本心は動揺していただろうけど、少なくとも続く演奏には支障なく)

最後までやり通した姿に、

短期間で努力した時間と、人間として成長できる時間があったのだろうな、と感じた。

 

私が知っているいつもの彼女なら動揺して、次に影響していたと思う。

実際、彼女が他所で習っているピアノ教室の発表会で、演奏途中で止まってしまい、

しばし無音ののち後ろにいる先生を振り返ったそうだ。

 

もし、これが中1の私だったら、あの後の演奏は絶対ボロボロだったと思う。

私が中1だった頃のことを考えると、そんな精神力もなかったし、

それだけの努力もしなかったと思う。

 

それをきちんとやりこなした彼女は、これからもいろんなことを乗り越えて

頑張っていける力を得たのだろうな、と思う。

 

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