人間をつくっていく

  • 2016.09.28 Wednesday
  • 00:21

発達障がいについて初めて知ったのは15年くらい前のこと。

 

浜松市の小学校で教育補助員という仕事に就かせていただいて、

ADHDの1年生男の子の補助をすることになったときのこと。

 

はじめ、ADHDが何なのか、全く知らなかった。

その子に出会って、関わって何もできない私は、ただその子に「寄り添う」ということをしていくうちに、

子どもが私に懐いてくれて、とてもかわいいと思えるようになった。

 

今思うと、ADHDという障がいについてまだ何も知らないで、

本能的に「寄り添う」ことができたのは本当に良かったと思う。

 

その子はまもなく薬物療法で落ち着き、ほかの子どもを見ることになったのだけど、

学校にはたくさんのグレーゾーンの子どもたちが、ほんの少しの配慮を待っているのだと知った。

 

それから、発達障がいについてちゃんと知りたいと思って、少しずつ勉強してきた。

 

勉強をしていくと、私の息子がグレーではないかと思うようになった。

グレーならグレーなりに、彼に寄り添う教育をしようと思った。

 

さて、どうして学びが必要なのかというと、

発達障がいをもつこどもは、健常の子であれば発育していく上で自然に習得していけることが、

習得できないということを知ったから。

 

では、普通に習得していけることとはなんなのか?

 

そこがはじまりで、発達について詳しく知りたいと思った。

 

勉強していくと、

教えますよ、とか、みれますよと言うことは簡単に言えないと思った。

もっと私は知らなければいけないことがたくさんある。

 

ダルクローズリトミックを勉強し始めた時もそうだった。

某リトミック講師養成講座で取得した資格なんて何の役にも立たないと思った。

 

ダルクローズを知ってから、知らないで教えることの怖さを知ってしまったら、

中途半端にはできないと思った。

 

発達障がいの子どもの受け入れに関しても、

最近ようやく声のかけ方、対応の仕方がわかってきた。

 

それでもまだまだその程度。

 

健常の子どもと違って、我慢では済まされないことがたくさんある発達障がいの子どもは、

ひとりひとり対応の仕方が違い、それを掴むまでに時間がかかる。

 

私のしている仕事は、人間を作っていく仕事。

人間を作っていくなんて、おこがましいけれど、

毎週来てくれて、レッスンを受けてくれている子どもたちの知恵となるものに、

勉強不足の間違った教育をしたくない。

 

アンテナをほうぼうに張っていると、いろんな場所で勉強できる機会が増えてきた。

発達について、感覚統合について。

 

やっと、少人数の受け入れが可能だと思えるようになってきた。

 

この10月から、専門のクラスではないけれど、

感覚統合を取り入れたリトミックの親子クラスを新設することになった。

 

このクラスは発達障がいの子どもを集めたクラスではなく、

健常の子どもと一緒にレッスンをする。

 

健常の子どもの集団に少人数だけ受け入れ可という具合で。

親子クラスなので、おとうさんおかあさんの手助けもお願いしたいと思っている。

 

健常の親子も、発達障がいをもっている親子も、

お互いにできるだけたくさんの学びのあるクラスにしたい。

 

お母さんにも、今後いろんな正しい選択ができる目を養っていけるように。

こどもと一緒に、信頼と、愛情を作り上げる関係にしていきたい。

 

一緒に、人間を作っていく過程を楽しみながら。

 

 

※少人数の発達障がい、もしくはグレーゾーンの子どもの受け入れが可能ですが、

健常を含め、クラスの子どもの程度にもよりますので、私の判断で締め切ります。

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